こんにちは。

サイコパスまでに値する人の中で、病識のある人は殆どいない。嘘の経歴を語り、虚言癖で、衝動性に弱く、退屈のあまり、人をなぶりモノとする。犯罪を起こせば、必ず前頭葉に一度も衝撃がなかったか、調べる事になり、甲状腺等も調べることになる。

昔のロボトミー手術と言うのは、サイコパスを何とかしようと考えて行われたモノではあった。確かに前頭葉を取ってしまうと、過激で自害他害が激しい人間は、穏やかになる。けれど、それが人道的ではないとして、受ける当人の為に廃止になった。激しすぎる人には、電気ショックを行った。最近、鬱にはいいのではないかと、また再度出ているようだが、電気ショックは、受けてみると、あまりのむごさに、その後しばらく人生観が変わる。
ただ、サイコパスは、元々の性質なので、更生しても、完全には更生しないと思われる。

また、全世界でどうなのかと言われると、イヌイット族等(エスキモー)の所には古くから、「クンランゲタ」と呼ばれる人がいたとドクタースタウトは語る。「餌を探し、狩りに行くのが普通の男の中で、行った振りをして、その間女性と戯れて遊んでいる。自分で自分のなすべき事が分からない人間」そういう意味が、クンランゲタと呼ばれる人である。
無論であるが、「誰も見ていない間に、氷の絶壁から突き落とす。」というクンランゲタの処理の方法があったというから、驚きである。基本、このような人種は、好かれないし、同族の足を引っ張るだけの存在である。

さて、サイコパスは、子供の頃からこうなってしまう人が多く、遺伝子的50%、環境50%のイーブンイーブンの世界である。

良心の呵責を持たない人達が、どうしてこうもメンドクサイかと言われると、実は非常に好戦的で、トラブルを起こしやすいからである。自分が傷つきやすい性格の為 に、少々の事で恥をかかされたと思い込み、猛烈なクレームを言い始め、人を攻撃する。そのトラブルが、話し合いで解決できるなら、誰も問題は言わない。問題は、この人達は、 至極当たり前に、頓珍漢な理論を広げ、自分が「絶対的に」正しいと文句を言いに行く。

クレーマーも種類によってはこんな感じである。しかしながら、モンスターペアレンツにせよ、過剰反応をしてしまい、結果的に反社会的な行動に出る事自体が、他者にとって問題なのである。こういう人は、霊能者やヒーラーなどの自営業をしたがり、人に使われるのは嫌だと話をする。そして仕事として立ち上げ、持ち前の虚言にて、上手に宣伝し展開していく。霊能者やヒーラーになりたがるのは、理由は簡単である。この人たちの想像する霊能者やヒーラーは、何も知識が必要ない職であり、上から目線で人を支配できると信じているからである。
他には、中小企業のオーナーや零細企業のオーナーにも、ワンマンタイプには、非常に多い。

通常の企業では、サイコパスは、使いようによっては非常に役に立ち、使いようによってはお荷物になる。同僚を徹底的に攻撃し、徹底的に、自身の中の白い玉と黒い玉の戦いなど存在はしない。
サイコパスには、邪悪以上に、白い玉が存在しないからである。
問題は、サイコパスは、何をしても「悪い」なんて思っちゃいない。全ては自分を快適にするためにあると考えているので、悪いとは思わない。人の気を引くために、その集団の中心的存在でいたいがために、トラブルを起こすことの何が悪いのか、食って掛かる人もいるほどだ。

もし、サイコパスがクライアントなら、時に病院へ行く事を勧める占い師や霊能者がいるだろう。けれど、その事をかえって、騒ぎ立てる人も結構多く、実際、ト ラブルとしてよく、話に上がってくる。もし、サイコパスが友人であったなら、あまりに、自分の領域を踏み外してくるので、始めから、深情けは不要である。
サイコパスが、いったいどういう人か、周囲の誰だか、分からなくても、平気である。サイコパスは、あなた自身の中にあるのかもしれないから。

右脳のひらめきの最初の方に載っているが、ある女性がわたしと喋るのが面白くて、家族で付き合いたいと考えだした。けれど、正直、わたしの主人も相手のご主人も、わたしも、家族ぐるみで付き合いたいとは思ってはいない。彼女には、子供がいないので、家族ぐるみと言う場合に、お互いの家族で一緒にご飯を食べに行こうと言われても、店の選択にさえ困る状態であった。その意思を伝えたら、ある日、彼女から連絡が一切来なくなった。
そういう結末だったか と思った、半年ほど経った、そのある日、いきなり真夜中に電話が鳴る。
「思い知った?わたしに冷たくされて、私の大事さが分かった?」

一生分からんでええわと、わたしはそのまま、携帯を着信拒否にし、その後電話番号を変更した。構ってチャンの究極スタイルなのか、とにかく、自分が楽しくなければいけない。周りはそれに賛同して協力してこそ、当たり前で、自分を失った相手の世界は、「色彩を失っている」から、救ってやらなくちゃいけないと、逆に思い込んでいる。

元々、欧米人には、25人に1人の割合だが、それは、欧米人を彩る色々なモノがその数字を作る。サイコパスが全くいないという、そういう国もある。勿論、相対的に日本は少ないと言う。
では、欧米がどれ程多いのか、理由は、気候や、その地の人間の性質(素のままで、交感神経優位か、副交感神経優位か)にもよるにもよるそれはご理解いただけると思う。
日本に来るアメリカ人は、よく2種類いると考えられている。1種類は、日本で荒稼ぎする「好戦的な」アメリカ人。
もう1種類は、自国でメンタルを病み、まったりしたFar Eastの日本で、のんびり「だって、人間だもの」を満喫したい、割と「好戦的ではない」アメリカ人である。

しかし、サイコパス程、良心の呵責を感じずに罪を重ねる人にとって、実は色々な危機の時等、本当に良く働く。リストラの名簿を見て、リストラをする仕事に就く事でも、リストラ勧告される相手の事情など思いやらないから、割と優秀なカッターである。他に、ママ友集団で、ある人を粛清しようと思う、そういう時も本当に良く働く。噂話を流して歩き、集団から離れさせるのも得意である。カルト宗教などで、行き詰って「あの人を粛清しましょう」と言う話になった際、実行犯として、非常に適切な人間である。

果たして、こういう人が隣人にいて、それでうまく自分自身がやって行けるのかと考えた時、どうしたらいいのか、あなたは考え付くだろうか。どんな人が具体的にそうなのか、思い当たる節があるだろうか。
しかし、巷のサイコパステストを、知人を思い浮かべて代わりにやってみて、知人がサイコパスに該当しても驚くことはない。まず、そのテストは間違っている。そのテストは、当人が遊び半分で行う事を目的としているが、あなたは、他人を調べている。
他人はいつでも、あなたの価値観の中で計れない。時として「全く知らない一面」を持っていると感じさせてくれるだろう。だから、ひとのチェックはしても仕方がない。
それより、あなたはどうなのか。ちょっとしたホラーテストなら、それもありだろう。

ちなみに、わたしは、そもそもが残忍な性質を持っていると思っている。誰しもが心に残忍な性質を持つ。
しかし、それ故、自分が自分を律しなければならないと思っている。そのわたしが、やってみて、全然理解できない問題(これじゃ簡単にばれるだろう)だったので、知能が高いサイコパスは、きっとこんな問題には引っかからないと思う。



PSYCHO−PASS 監視官 狡噛慎也

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