責任という虚構
小坂井 敏晶
東京大学出版会
2008-08

こんにちは。

仕事を教えている人がいて、その男の子が、メールに、「重責が辛い」と書いてきたんですよ。

 

わたし、仕事のし過ぎで目が悪くなったのか、

 

「童貞が辛い」

 

と読んでしまいまして、そっか、あいつ、まだ童貞なのか。

 

 

・・・・・・妙に納得して、そいつに、「そうだよな、辛いよな」って声をかけたら、そいつが、「そうなんすよ、もう、すっげー辛いっす」って答える。

「そういうのは、金で解決してくる方法もあるようだぞ。」というと、そいつが、「カウンセリングですか?」と答える。

「うん。カウンセリングと言うか、チェンジは何回かまではきくらしいぞ。」と答えると、「カウンセラーって、チェンジできるんですねぇ」って答えられて、

 

 

 

そこで初めて、読みまつがいに気がついた。

 

 

相手に気づかれないように、カウンセラーは相性があるからなとか、言いくるめて、帰ろうとしたら、そいつが、わたしの背中に向かって言った。

 

 

「あの・・・・俺、童貞捨てたの、13の時っす。女に不自由はしてないっす。」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・朋、背後より撃たれた。既に立ち直れない。

 

 

.∵     ○ ノ ウルサイ!!
 ':.    | ̄
_| ̄|○/ >

 

 

上司は、仕事の資料に顔を隠して、思いっきり、くすくす笑っている。

 

おい・・・13で童貞捨てるって、どんな人生歩んできたんだよ。やけに羨ましいぞ(涙)。

 

 


進撃の童貞
関上 直人
2014-01-08