(岩波書店って間違いのない本を出すことで定評ですが、ガセネタが時々ないと金儲けができず、売り上げによって企業維持できないことを如実に示した企業)

こんにちは。

 

精神薬を急に止めたいと思って、離脱症状に悩む人がいます。

色々と薬を飲むことにそこまで、「恥」という概念があるのかは、睡眠薬が好きなわたしとしては理解できませんが、人それぞれの価値観があるのでしょ う。しかし、適切な時に適切さを守れば、依存していくことはないのです。依存していくことがあるのは、あなたにもわたしにもある、心の弱さです。

薬は、簡単にわたし達の症状を消してくれたり、わたし達を緩和してくれるために、もっと欲しくなるという性質があります。

しかし、あなたが自立していく為に使うのであれば、そこまで依存は起きないものです。依存心が出るときに、心の内部に出来上がるのは、「飲まないことによる強迫概念」にしかすぎません。

関係妄想として書きますが、薬の依存性を断ち切る、もしくは強迫概念を打ち切るには、霊能力なんて役に立ちません。

 

当たり前すぎて、どこから説明したらいいかわかりませんが、依存も強迫概念も、どちらも「取り憑かれて」できる症状じゃありません。あなたの「脳」 や「心」が作り出す産物です。それを、気功でどこまで破壊できるのかは、その場に溜まった「思念」位なら破壊できますが、定常的に作り上げられる、強迫概 念に打ち勝つためには、己が強くなるしかないのですよ。

強迫概念を楽にしてくれたとしても、数日後には、またあなたの心には安寧が訪れなくなります。あなたは、飲まなくちゃならない強迫概念にかられ、以前よりもっと薬を飲みたくなります。その位、薬物依存から立ち直るって、凄く辛い事なんですよ。

 

わたしは、かつて、アメリカで、医療事故として、睡眠薬に依存し、依存性が強い薬だったので、それを断ち切ることは不可能でした。唯一できる策は、 アメリカでは許されていない薬を代用することで、なんとか症状を抑えられると自分では分かっていたのですが、住処がアメリカでは仕方ありません。ネット輸 入もない20年以上前の出来事だったので、医者は、州を越えて逃げました。

薬依存から立ち直るのに、結局、日本に帰国して7年かかりました。元々が、依存症気味のわたしだったのですが、10代の頃、睡眠薬が好きでしょうが ない時に、一旦断薬してみようと思い立ったことがありました。その当時は、睡眠薬に耐性ができていて、自分は効いている睡眠薬が好きなのではなく、恐ら く、寝る前に薬を飲むと言う行為が好きなのだろうと思いました。

そこで、大変に飲み込みにくいビタミン剤を医者より処方してもらい、寝る前の就眠儀式として、その馬鹿でかいビタミン剤を数個飲み込んだのです。

結果は、OKでした。薬物性の揺り戻しに遭う事もなく、この手は、わたしの内部を見事にだますことに成功しました。しかし、その一年後、余りに付き 合った男が酷過ぎて、ついまた、睡眠薬に手が出てしまいました。眠れなくなるほど悩む位なら、寝てスッキリしようと思ってしまい、そこで、酩酊感を感じ て、今度は酩酊感の虜となりました。

酩酊感を打ち消すには、アルコールが一番なのですが、実はアルコールは、飲めば飲むほど、睡眠の質を浅くします。と言う事で、酩酊感を求めていたけ れど、アルコールに対してあまりいい印象がなかったわたしは、結局、もっと酩酊感のある睡眠薬を欲するようになりました。仕事で、ガタガタに働き、交感神 経は、簡単に緩まず、眠れない生活を送り続けることは、わたしには、恐怖でした。

結局は、薬って、その効き目の内の何かの体感に依存することって多いのですよ。精神薬であればある程、感覚を麻痺させたりしますから、その感覚に酔 う人も多いでしょう。それを急激に止められるのは、それまでの量を少しずつ減らして、安心感という信頼性を、自分と自分の中で強化してこなくてはなりませ ん。

それを、自身への信頼感が、世の中で一番薄い人が、いきなり、かけていたはしごを外すようなものが、断薬です。代わりになる代替策があれば、気も紛 れますが、そこまで信頼しきれるものがないあなたが、信頼しきっていた薬を切ることは、断腸の思いに等しい事だと思うのですよ。

 

それを、霊能者が、見事にすっぱり断薬の手伝いをしてくれたとします。すると、あなたの信頼は、どこへ向かうかわかりますか?

その、断薬を手伝ってくれた人への信頼感が強化され、見事に今度はそちらへの依存に切り替わるだけなんですよ。結局、あなた自身が強くなって、あな た自身が、誘惑から打ち勝って、そしてストレスを昇華させていかないと、あなたは、次から次に依存先を変えていくだけの「寄生虫」のような存在になってし まうのですよ。

薬に持っていた信頼感はあっても、止めたいと思っていたとなると、心の中では飲むことに否定的だったのですよね。でも、それを公的にあなたが、表に 表してしまって、他者に依存替えをすることが、凄く間違った行為だと思うのですよ。もしくは、アルコールですか。ストレスを抱えている人は、大方薬が好き だったり、アルコールが好きだったりします。ひどく簡単に、あなたを緩ませてくれるからです。でも、どっちも飲み過ぎは肝臓によくないのですよ。

だから、霊能力では、あなたの依存性も、強迫概念も治りません。治せるのは、あなたの心の中をあなた自身が、壊れた時間以上の時間をかけて修復していかなくてはならないのです。

 

ところで、霊能者がよく、断薬ワークというのを行いますが、大体は、こっそり危険ドラッグに代用したり、強迫概念を砕くために、ヘッドギアを着けさ せて、電気を通電させて、ショックでシナプスを強引に切ろうなどをと言う手段を使います。脱水に成る程、排出させて毒素を抜くという、方法を取りたがる人 もいます。一歩間違って、心臓に負担が強くなった時は、死です。他には、狂ったように薬を欲しがる人に、水を沢山飲ませ、正気にさせようとします。

ですが、そんな素人療法で治るものであれば、とっくに治ります。

 

抗生物質でも、決められた期限飲まない人も多いのですが、きちんと飲み続けないと、完治や寛解に程遠くなります。適切な量を適切なだけ飲み、依存心が強い心や強迫概念が訪れやすい時には、穏やかになるように、自分を押さえて努めて行くのが通常です。

と言う事で、精神薬の依存症と、霊能力は無関係です。

それでもある日、お力が授かったとか、いきなりの万能感、眠らなくてもいい人間になったと思い始めたら、絶対にわたしは、診てもらいに行った方がい いと思いますよ。人間は、記憶した分を多少なり眠って整理しないと、頭の中が崩壊してしまいます。そこで、何か間違った方角へ踏み外すのと、そうではなく て、適切なケアを続けるのとでは、差があります。

また、感覚過敏は時として、過労から来るメンタルの不調から呼び起こされることもあるので、あまりに感覚過敏になる時も、内科からでもいいので医者に行くことをお勧めします。それと、そういう時程、休みが取れたら寝るものです。

 

別に、精神薬の薬を飲むこと=「社会的×」という訳ではないですよ。肩こり腰痛、胃痛で、安定剤飲む人は割と多いです。不定愁訴で、漢方飲んでも、 結局は外見が違うだけで、中一緒ですよ。昨今、なんでも安定剤で嫌だと言う人もいますが、ストレスが多い社会ですよ。飲んでみて、効果あれば、適切に使え ばいいだけのことです。薬に使われるようになっては、おしまいです。薬は、ツールの一つです。

こんな世の中ですからね。親が亡くなった、ペットが亡くなった、環境が変わったなりで、色々と心に負担が来て当たり前だと思うんですが、当たり前に受け取れない心が既に、自分の弱さを認められず、関係妄想へ陥るのでしょうね。

 

ちなみに、神様を信じたら治るかと言う事ですが、一切見返りをくれない神様を、あなたがどこまで信じ切れるかですよね。それより、あなた自身を信じ られるようになった方が、遥かに、道のりは早いと思うのですけれどね。少なくとも、あなたは、健全な精神で働けば、金も入る。これぞ、現世利益万々歳じゃ ありませんか。

 

続く

 



(昔は、結構積極的に、摩訶不思議と精神病を結び付けることが多かったので、拝み屋さんという商売が成り立ちました)