こんにちは。
人を透視する方法ということで、昨今、若い男の子が前に出てきて、上手に人の心を言い当てることを、テレビのショータイムに行っています。あれは、一種のコールドリーディングであって、選択肢を何度か言う事によって、相手の動きを見て当てるんです。
無論ですけれど、お子さんが嘘をついたとき、 お母さんは上手にそれを見分けますよね。
お子さんには、嘘をつくとき、上の方を見上げる癖があるとか、手をこねくり回す癖があるとか。
そういう、曝露してしまいたい感情を隠さなければならない時に、人は、別の動作で、それを昇華しようとします。それを見て、当てるんで すね。
メンタリズムでなんでも考えることはできませんが、メンタリズムでも、外す事はよくあります。
かつて、嘘発見器は、嘘を言った人の皮膚の温度(極端に冷えるとか、極端に熱くなるとか)で計ったり、脳波の変調で計ったりしました。その一種と同 じですね。だから、罪を罪とも思わず、なんとも思わない人の前に行って、あなたの罪はこれですって暴くことはできないんです。何故なら、当人の思考や、 当人の行動には、隠さなければならないと思うことが何一つないんですから、行動を言い当てるというより、上手に嘘をつく人もしくは、罪だと思っていない人の前では、難しい技ですね。
「あなたは、心を閉ざしている。」等、スピリチュアルにて、最初に訪ねて行った場合、相手によく言われますが、占い師や霊能者を試そうと思う人は、誰もが過緊張になり「身構え」ます。当たり前です。
メンタリズムが、当たるか当たらないかが問題ではなくて、この若い子の場合の技術は、裏方に人がいて操作している面も否めないのですがね。
あくまで、人が隠しごとをしたとき、隠していることの内容によっては、体の外側に、 貧乏ゆすりや、体が揺れたり、瞳の瞳孔が開いたり、皮膚が冷たくなったり、緊張して固くなったりすることや、呼吸が浅くなることがあって、それを感じる事 で、その人の隠している情報を暴くと簡単にできます。
それを、細かく条件化していくと分かるんですよ。これは、簡単な分析のテクニックです。
ただ、これは、霊能力とは別物だと思うんですよね。うーん。霊能力ってのは、体に現れる前に、インスピレーションとして出てくるものだから。
遠くにいる相手を思ったとき、ふと相手に「ピンク」とか「紫」とかいうキーワードが浮かんできたとします。それがどこに当たるのかが問題なのですが、必ず相手の身につけているものだと、100%の確率であたれば、立派な霊能力ですよ。
勘がよければ、あっと言う間に身につきます。
大体、ある程度のリーディング能力は着くもんなんですよ。リーディングでも外すときはありますよ。ただ、これは、メンタリズムじゃないんで(笑)、メンタリズムをやりたいときは、相手に選択肢を言って、相手の動向を見ることが一番ですね。
かつて、そういう風にして、観察眼が優れた人がいたそうで、外したためしがないと聞きます。
んま、顔は口ほどにものを言う。そんな感じじゃないですか。あなたの「ひねくれた思い」は、あなたの「顔に出る」。あなたの「甘えたところは、あなたの体に出る」。あなたの「思いは、あなたを沿って、あなたの周りを似たような人で集める」。苦労しているのに、苦労が顔に出ない人もいますからね。
となると、メンタリズムで何かできるかというと、コールドリーディングだという事が分かりますね。若い子は、一生懸命本を書いて、売れ行きが80万冊と言っておりますが、そりゃあれだけ本を出したら、多少なりとて80万冊くらいはトータルで行けるだろうと思いますけれどね。ただ、内容が薄くてちょっと著作業には確かに向かない。(苦笑)。
あんな感じで、子供の嘘や、亭主の嘘、親戚の嘘、親の嘘は、分かるもんなんです。やましいと、いつもと違う行動に出てしまうこと、これ、勘以上に、既に、当人の行動に現れているので、逆に嘘をついている以前に、その姿勢を不愉快に思う人も多いです。
嘘を言っていると、目が泳ぐって、よく言ったもんですよね。
朋