働く人のための精神医学 (PHP新書)
仕事していて、病んだ人を沢山見たことがあれば、自分も病んじゃうこともある。そんなの「当たり前」。当たり前に戦い続けることができる奴ほど、「実は既に、どこかがおかしいのだ」と、そういう本だ。んじゃ、皆、病んだ人ってことだよな。
PHP研究所

こんにちは。

 

本日は選挙日である。ところで、このところ、あまり見ないテレビを見ていて思うことがある。

マスコミやメディアは、本来中立な立場にあってしかるべきで、だからこそ、オフレコの情報を受け取ることができる。しかし、最近のマスコミは、「その情報を得られる立場」を理解しないで、「自分たちが世の中を変えられる」と考えて、中立を踏み外しているところが凄く多い。

よくよく見ていると、ネガティブキャンペーンだったり、どことなく、「思想を感じられる報道」だったり。

これが、結局マスコミとかメディアとかそういうものだろう。流す情報や流さない情報など、政府や何かが決めるのではなく、マスコミやメディアに決定 権があったのであれば、中立ではなくなる。そして、なぜ、それだけの情報を得られたのか、その立場について、再度考え直していただきたいと思うこともあ る。

よくよくテレビを見ていれば、恐らく、マスコミの思うような形に刷り込みされるような感じを受ける。事実、洗脳のメソッドに習い、実に忠実に彼らは、そのメソッドで、報道を行っている。

 

さて、他にも心理戦は幾らでもある。職場の心理戦。割と多くて、きちんと訂正しないと一方的に自分が悪いものになる。しかし、なんでも即訂正を求める前に、誠実な態度で人にあたり、周りを味方につける必要がある。

わたし的には、心理戦はあまり好きではないが、わたしはぶれないモノを持っているので、あまり心理戦に踊らされることがない。ぶれないものは、「給 料の額」であり、「評価」は二の次である。実際、評価が高いと言う話を聞いても、あんまり気に留めない。しかし、この時代、中々給料が増え続ける仕事に就 くのが難しくなったし、給料が増える仕事に就けるのは、やはりそれなりの「苦労」と「努力」と「それらが実を結ぶ実力」を持った人となる。

努力はしているけれど、実を結ばず空回りをする人はかなり多い。

わたしも、空回りした経験もあれば、実を結んだ経験もある。しかし、空回りしたときは、大体は「外部からの評価」を気にしているのだと気がついた。 「外部からの評価」を気にしないと、心理戦には非常に強くなる。理由は、自分の中で、「達成感の素晴らしさ」だけを追い求めているので、強いて言えば、自 分の満足がいくだけの努力を行えば、文句はない。

そこに他人の煽りが入る余地はないのである。

しかし、評価が気になる人は、他人の煽りや色々な問題が心を病ませるだろう。わたしも、15年前は、評価ばかりが気になって、役職が上がることしか興味がなかった。そうなると、心を病むことが多くなると思う。人の言葉に踊らされる面も多いだろう。

 

親として、受験に際しても心理戦は幾らでもある。親同士のコミュニケーションとか、子ども同士のコミュニケーションとか、とかく、できなくなった子 が、足を引っ張ろうと、心理戦に出たり、親が攪乱させようと試みることは幾らでもある。実際、幼稚園、小学校の受験を経験してきて思うが、受験期の母親の 言動は、意味不明である(笑)。

とにかく、相手にさぐりを入れて情報をとって、相手を貶めることを平気でする。あまり連絡しない人まで、連絡してきて、思わず、「公明党の選挙運動 か?」と勘違いしてしまうほどである。なので、そういう相手には、喜んで、話題をスライドさせて、上手に全然関係のない話で盛り上がらせて、相手をタイム アウトに追い込んでしまう。

そもそも、相手と我が家は、志望校も違えば、勉強も出来が違う。相手の方が優秀なので、そんなに煽っていただくような、できた我が家の息子ではない。しかし、息子が心理戦を受けて、家で涙を流すときは、時々言う。

「今から落ちるとか受かるとか考えるのではなく、悔いなくできたかどうかの自分との勝負が、受験なのだ」とね。

 

他でも、心理戦は色々ある。恋愛関係だと、心理戦はかなり大変な役目を担う。クリスマスのイブを過ごせる人が本命なのか、クリスマスが本命なのか、 そしてプレゼントは幾らくらいで、どんな日になるのか。相手のイベントに対する期待度は、どの程度か。勝負パンツを履くべきかどうか。まさに、恋人の真価 が試されるときである。長年の恋人は、来年ゴールインできるのか。そんな際にも、心理戦は非常に重要である。

 

流石に恋愛関係は、努力や運とかでは相手は動かないので、これは流石に占い師やなんかの力を借りたい気持ちにさせることは確かだ。

 

ところで、合コンの後の男子を見ていて思うことがあるが、「右かわいいよね、左あんまり、でも、左を誘ったら、右も誘えそうだよね。」と言っている。

 

うん。これが、まさに心理戦からくる戦略術。心理戦は、どんなところにも発生して、そして人は凄く煽られる。心を病んでしまうほどの追い詰め方をする人もいるし、人を追い詰めてもなんとも思わない人もいる。

あなたがもし、心理戦で悩むのなら、場から一旦遠ざかってみるか、遠ざかれる場所を見つけることをお勧めする。とにかく、心を落ち着けて、それでも 心が穏やかにならなくて、ひとまで不幸にしたいときは、一旦、感情が出せる「漫画」や「DVD」を見て、思い切り泣いてからひとにあたるといいと思う。あ なたの感情をぶつけられたら、相手が心中穏やかではないのは、当たり前だ。それが塵も積もれば山となり、結局、周りに嫌われては、意味がない。

 

 


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(ソフトバンククリエイティブは、中身のない、得られない、こういうキワモノが得意。)