鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)
吾峠呼世晴
集英社
2016-06-17

まさか、長編になるとは、全く予想してませんでした。 


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こんばんは。


基本的なストーリー仕立てとしては、その1とその2について読んでいただけると助かる。

 

まずは、先週土曜日、いい気になって夜遅く帰宅しようとしたら、帰るメールを打った時点で、主人よりメールがあった。

 

「客が居るので、早く帰宅しろ」

 

そもそも、客の予定はないので、誰かと尋ねたら、もごもごしている。電車は飛び込む人が多かったせいで、ダイヤも乱れ気味だったので、出先の新宿高 島屋から、タクシーを拾った。いつも、高島屋かと聞かれると、高島屋は好きだ(笑)。ただ、あの新宿高島屋を見ると、雑多な感じがしてすごく好きだ。

それで、気分を害しながら、タクシーに乗り、携帯で主人と会話していた。

 

「客って、君の客か?」
 

「うーん。正直に言えば、僕の客というか、僕の知り合いで、困ったことになっている。」
 

「それで、なんでわたしは早く帰らなきゃいけないんだね?」
 

「それが、僕の知り合いが、いきなり電話してきて、君に会いたいと。」
 

「誰だね。そんで、どこで待っているのかね。」
 

「いや、君には話したことのない人だから、名前は言ってもわからない。一応、うちの近所で待っている。僕もそこにいる。」
 

「女性かね?」
 

「いや、男性だ。」
 

「ますますもって、用はない。」
 

「いや、僕もそう思う。だけれど、相手がどうしてもと頼むので、しょうがない。」

 

 

・・・・・・・・・・何だろうと思って帰宅し、帰宅してカバンを置いて、その待ち合わせ場所に行った。

 

男がいた。

 

主人は恐縮して、この人は知り合いなんだが、と言いながら、菓子折りをわたしに見せた。

 

わたしは、「あの・・・CCの家内でございますが、いつも主人がお世話になっております。ただ、わたくしは、あなたに要件を言われる覚えはないのですが。」

「実は・・・・」

相手は、言いにくそうに切り出した。

 

聞いてみると、「朋」という霊能者を探しているそうで、その霊能者は、もう、口コミベースでしか仕事を受けないらしい。念のため、メールも送ったが、返 事は来ない。なので、顰蹙承知で、朋が、CCさんの嫁さんだとあたりをつけて、勢いできたという。来たいという旨を聞いて、主人は、明らかに嫌がったが、 なんせ、相手の尋常ならぬ態度に、思わず、いいと言ったらしい。

 

なんという、飛び込み。

 

 

人身事故真っ青の状態で、既に、奥さんであるわたしは表情が硬い。

それもその筈である。その人は、変なものを背負っていた。

 

いや、あなた、こんな手土産を持ってくるなら、別の霊能者が喜んでやってくれるでしょう。別にわたしである必要はないでしょう。喜んでやる人多いですよ。そういう話をしたら、他の人は取ってはくれる。

けれど、いつもいつも、結局は、また同じ目に遭う。


それで確実な方法でという話になって、その方の奥さんが、スピ好きで、こういうブログを書いている人がいる。

顔写真を別ブログに載ってる奴で確認したけれど、見たことがある。だから、飛び込んじゃえということで、手土産持参できたらしい。
 

 

えらい迷惑である。
 

 

とにかく、その日、わたしは、別の人の事もやってて、かなり忙しかった。それで、明日でもいいですか?と聞いてみたら、今日しかないという。なんでか聞いてみると、明日フライトなんだそうだ。
 

 

なんだ、出張土産かと聞いてみると、そうらしい。
 

 

それで、とりあえず、よく見たけれど、全く、グログロで、わけがわからない。昔、見たことのある、妖怪に似ている。ただ、わからない。でも、体力回復したらやりますって、そんな悠長なことでもなさそうで、フライトに飛ぶ度に、行き先で大変な目に遭うという。
 

 

「それ、取れてないんじゃないですか。他の霊能者さんの悪口言うわけじゃないけれど。」
 

「そう思うんですよね。ちゃんとできているなら、取れているはずだし、やってくれた人は、問題ないって言うんですよ。」
 

「問題ないって言う人に、責任とってもらいなさい。それでは、失礼します。」
 

「いや、問題ないっていう人が、普通は責任取らないでしょう。だから困るんです。」



それは確かに。んで、 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かなり空気が澱んだ。

 

しょうがないので、取った。

 

取ったけれど、これ、なんでどこから来たんだろうと思った。

返しようがないじゃないの。

 

そんなことを考えて、取った話をしたら、当人は、感覚的にすっきりして、飛行機に乗れるという。

 

なーんで、亭主から、割り出したのかなーって考えながら、このお礼は、出張後必ずと言い張るその人を追い出して、家に帰って寝た。
 

 

続く

 

 


小学生のボクは、鬼のようなお母さんにナスビを売らされました。
原田 剛
ワイヤーオレンジ(インプレス)
2014-11-29

奥さん、息子さんにナスを売らせるのではなく、ご亭主か自身が、棒にナスを刺さないといけませんぜ。