クォンタムタッチ―奇跡のヒーリング技法
リチャード ゴードン
ヴォイス
2003-12


こんにちは。

わたしは、霊感霊媒体質です。
霊能力は、五感の生理的嫌悪感の統計をひらめきでうけとるものです。
五感ですから、匂い、臭い、そこの空気のよどみ、カビ臭さ、触感、見た感じ(これは先入観によりますが、相手の表情等)、聴覚(相手の声の抑揚)、その場にいて口にこみ上げる味、それらの統計を取ったものが、霊感として現れます。
わたしも現在だって悩まないわけでは有りませんが、霊媒体質も霊感体質も、五感の生理的嫌悪感を克服することが一番の道です。更にハードな人間関係へ飛び込んでうまく収めてくれば、コミュニケーションスキルも上がりますし、相手の嫌な面にどんどん鈍磨して、克服したというより、受け止める事ができてきます。

あなたは、ある意味、「おせっかいな隣のおばさんに絡まれやすい自分」と捕らえると簡単です。道でよく「行先を尋ねられる」人でもあります。
お節介な人いますよね。よく絡んでくる嫌なタイプがいます。また、勝手に1人で話しかけてくる本当にネガティブなしゃべらずにはいられないストレスを抱えた人もいます。
生きた人は、色々種類がいます。あなたに優しい人、多少お節介な人、少し病的な人、かなり危ない人等、あなたのスキルに対応する人間を相手にすれば、幽霊を相手にしても、それ程問題は起こりません。
つまり、実際の人間関係でこのような嫌なタイプを排除するのに使うテクニックを霊にも使うってことですね。

コミュニケーションスキルが劣っていて、自己の世界の中が狭い場合には、多少なりとてこういう能力は、あなたへの負担になるでしょう。対人関係で、「いい人に思われたい」「断り切れない」「押しが強い人に弱い」色々問題を抱えると、結局その対応が、「霊」に対しても発揮されます。

例えば、普通に1人で、喋りまくっている顰蹙な人に、普段あなたはどういう対応をしていますか。相槌を「適当」に打って、「適当に流している」でしょう?そんな感じで、霊にも対応するのです。
また来たよ・・・、まぁいいか。適当にしゃべったらさっさと帰れよ、迷うなよ、あばよ・・・・のような感じですかね。それで、聞いてくれてありがとう、もっともっととされたら、「それ以上はお断り」と言えればいいのです。

霊感体質をどう改善することは不可能ですし、霊媒体質の乗り込まれやすいのにもどう改善するのにも、出来ることはただ一つ。「乗っ取られても精神力を強力に維持する」事です。憑いたら祓ってもらいに行けばいいんです。それは、霊能者でも、占い師でも同じです。自分でできないことは他人に頼めばいいんです。自分で全部でやってたら、流石に凄い時間を食いますし、専業でもない限り無理なことですよ。

しかし、霊能者でもなければ、普通の人間であれば、自分の部屋にまで入り込まれたらさすがに嫌ですね。そういう時は、「自分の気に対して、反するネガティブなエネルギーは反発して外に出て行ってしまう」 様な部屋の気の作り方をします。ただ、これも問題がありまして、自身がゆがんでいたら、結局、「類友」が部屋に残るので、それだけでは無理なんですよ。
霊能者でも、心の闇がうまくできていない時は、「類友」が溜まりがちになり、「類友」にとり憑かれ、そういう思考に歪んでいきます。そもそも、「類友」が気持ちのいい友人ばかりである場合は、救いようがあるのですが、人生はそんな人との出会いばかりではありません。

霊能力は、不安定な自分に呼応して出ていく感覚なので、不安定でいればいるほど能力は伸びますし、周りの雰囲気が読めれば読める「神経質」さがあればある程、伸びます。なので、「類友」を見ることが多くなったり、「生きた類友」「死んだ類友」に囲まれることが多くなります。
では、あなたの家や部屋はどう清めたらいいのでしょうか。
もし、既に神社や寺や、霊能者のお札を幾ら買っても、幾ら霊能者に頼んでもお金が出て行くだけです。要はあなたは、感応し視える霊に対する、「自分の怖いと思う気持ち」をコントロールできないのです。増える情報量に耐えられるだけの精神力がないのです。
だから、不安定な感情は、幾ら霊能者さんが力が強くとも、あなたには、その人の結界を、簡単に壊すだけの馬鹿力がでます。

不安定さを押さえるには、あなたがする事はお札を買うことではなく、ひたすら「うるさいズケズケとやってくる無神経な奴ら」をスルーすることを学ばなくてはなり ません。それが、一番楽なことです。「気をしっかり持つ」ことしか守ることは出来ません。相手は、情けや憐れみを請いますから、相手を「拒否」してください。それには非情な精神力がいります。しっかりと、うるさい奴は聞かぬ振りで逃げるしかありません。

こんなように、霊能力というのは、単に人間関係が「生きた人」「死んだ人」の病的な面を見ることが倍倍ゲームに広がったようなもの。

それと、そもそもが情報なので、「拒否する」か、そういう嫌な情報は、「極力覚えておかないこと」。これが一番のブロックになります。あなたが嫌な目に合うと、他で似たようなことが起きると、「脳は錯覚して似たような現象を幻覚として見せてきます。」
前は、ブロックに、神社とも申しておりましたが、基本情報量が多いと、人は拒否の念が強くなります。そうなると、体がこわばり、固くなります。表情も硬くなります。体中の血流が悪くなります。ほぐして、滞った血流を解せば、拒否の感覚で固まった自分が少し癒されます。
こわばりを防ぐには、よく温まり、風呂から出た後も温まると言う「塩」を風呂に入れる、普通の粗塩で結構です。ディスカウントスーパーで売っている100円位の塩でも結構です。匂いは先に着けたものは、「クナイプ」という入浴剤が有名ですし、後付けなら、プラスチックのカップに、塩を入れて、アロマの精油をたらし、良く振ってから、風呂に入れれば結構です。
他に、整体や、鍼灸、アロマセラピーやマッサージも結構です。
体を緩ませると言えば、炭酸も効果ありです。「炭酸の水」を飲むことは、快胃作用もありますし、リラックスします。
リラックスすることができるように、務めることが一番の防御法です。

つまり、あなたは、情報量の多さに戸惑い苦しみ嘆き悲しみ、「拒否」しようにも「類友」過ぎて拒否できず、「身構えている」のですよ。その身構えている点を、もう少し、ご自身でほぐしていく瞬間を作らないといけませんよね。

きちんと霊障を、解決するのには、身構えていては、なんら手立てはありません。頑張って、自分で除霊できても、そこまで行くには、失敗を重ねることになります。失敗すれば時々、命も危なくなります。自分以上の人に任せるのもひとつです。
生きていく以上、そんな体質でそんなところの出費も痛いですが、そんなに高いところでなければ、「保険の利かぬ医者に行く感覚」で行くしかありませんね。
また、守護が強かろうと何であろうと、霊障に合う事は遭いますし、死なない程度にしか守ってもらえません。全ては自分の精神力です。集中力を養いたい時 は、自分の思う手段で精神力を養ってください。

同僚がうるさい中で、淡々と仕事が出来るのも精神力の鍛錬の賜物です。

何百万円も出す前に、自分を変えなくては何一つ変わらないんです。霊感体質、霊媒体質というのは、そういう自分に特性のある自分だと認識し、怖がるのではなく、ひたすら、集中力を高める事に見出すしかありません。
他、住んではいけない土地に住んでしまった場合には、ご近所トラブルでうるさくてもめて引っ越したのと同じく、「引っ越す」という策もあります。多少どころか、大きな損失ですが、事故だと割り切るしかありません。

がんばっていきましょう。




タイプ別超能力開発法
シェリー・ディラード
道出版
2010-04-08