こんにちは。
昨今、オレオレ詐欺が落ち着いたかと思ったら、兄の家にこんな電話が届いたそうだ。
「宅急便です。今、XX 煌子さん(母はリアルでキラキラネームなので、キラコさんで通しておく笑)に、コンドロイチンが代引きで届いております。これから、5分ほどしましたら、参りますので、代金を用意しておいてください。」
電話に出たのは、兄嫁である。
兄嫁は、そもそも、母がコンドロイチンを愛用しているのは知っているが、そもそも、どこで手に入れているのか、知っている。
・・・・・・・・・そうだ、兄の病院である。
なので、うっかりすると騙されやすいテクニックであったが、兄嫁は、そのまま、
「ああ、受け取りはないので、お願いします。」で通してしまったそうだ。
ここから考える、この文句について、戦略的テクニックについて学んでみよう。
まず、宅急便であるが、通常は、宅急便の会社は、会社名を名乗る。ヤマトなりサガワなり、郵便なり。その信頼性は、後で来た際の当人のコスチュームにて確認できるので、信頼性は高い。
故に、こういうそもそもに信頼性のある届け先は、モノの中身を言わないし、あえて、不明瞭にしている点がある。
電話にでる人の声の若さを元に考えると、大体は、おばあちゃんであれば、グルコサミンか、コンドロイチンは、昨今の流行りであるので、宅急便の会社 が名乗れない信頼性は、お届けしたい人の年齢と、そのニーズに合うものである商品の名前を具体的に出すことによって、強化できる。
故に、ばあちゃんなら、コンドロイチンかグルコサミン。おばさんなら、昨今で言えば、プラセンタ。
ここで、素晴らしいマルチカードとも言えるワイルドカード的存在を紹介しよう。
「パワーストーン」である(大笑)。
精神的に弱そうな人のリストを入手して、その人のいない時間に、代理で家族が出た際に、「パワーストーンのお届けがあります。」と言うと、意外と通 るものなのである。しかも、箱は適当でいい。そして、中には川原の石を詰めておいても、なんとも、パワーストーンというものはワイルドカードなので、意外 と、その場で開けられて確かめられてしまっても、信頼性があるのだ。
そして、他のワイルドカードとしては、神棚。神関係。これらは、口頭無形物により、なんとでも申告可能であり、しかも高額であっても驚きはない。
なので、代引き詐欺として、これ程コストが低く抑えられて、しかも、誰にでも通用しそうなものはないであろう。
信頼性というのは、どこかで強化しなくては、相手に対してつけこむ隙がない。故に、宅急便等で無名の場合は、内容について具体的に話すことで信頼性 の強化を図るというテクニックである。ここで、皆さんが一番興味深い、中身を暴露されたくないものについて、話をするとなると、大体は、おとなのおもちゃ である。
これこそ、購入元がそもそも怪しいので、カード決済はしたくない。しかし、お届けの際には、こういうところは、気を使って、割りと商品名を隠してく れるものである。それこそ、「XX CCさんに、オナホールが届いております。」とか言ってしまったら、代引き詐欺は破綻である(苦笑)。そもそも、元々 の販売会社も信用を失ってしまう。(苦笑)。
という訳で、信頼性というものを強化することによって、私達は日々のセキュリティを強めることがあるのだが、しかし、まぁ、兄嫁が苦笑していたのだ が、母の煌子には、間違いはない。しかし、問題は、もう少し商品が違ったら、どうだったんだろうと話をしていたが、そもそも、うちの母は、デパートは外 商、それか、自身で赴く人なので、ネット通販というものをしたことがなく、主に担当しているのは、兄嫁である。
わたしに、兄嫁が笑いながら、いやー、コンドロイチンはどうかと思うと笑っていたが、笑える話である。
ちなみに、若い女の子向けに、硝子玉を送って、宝石ですとして、代引き詐欺をするとか、そもそも、本当にどこかの山の石を送って、パワーストーンですというスピリチュアル詐欺は相変わらず多いので、本当にこれらは、ワイルドカードである。
精神的に弱い人のリストは、大体、そういう自己啓発セミナー等で参加するとリスト漏れがあって、流れていくものである。他には、もったいぶった有料メルマガで、メールアドレスを抜き取るというやり方もある。
しかしだね。
一回聞いたことがあるのだが、創価学会の家庭に、神棚を代引き詐欺した奴がいるんだそうだ。
戦略的とは言えど、所詮、サル知恵なので、どこからでも、不審に思われても仕方がない。
という訳で、代引き詐欺における戦略的テクニックでした。
朋
最近は、レターパックでお金を送ってこいという指定が多いそうですが、非破壊検査法を郵便局が持っていて、怪しげなレターパックはスキャンしてしまうそうです。すると、中のお金は、結局は詐欺に使われないというそんな事情もあります。