「北極星を目指して」 (左脳のひらめき)

I'm your polar star in the journey of life.

カテゴリ: 書評


10年後に食える仕事、食えない仕事
渡邉 正裕
東洋経済新報社
2012-02-03(この書評を書いた時からずいぶん時間が経ちました。)

こんにちは。

「10年後に食える仕事、食えない仕事」っていう本が出ていたので、ちょっと読んでみました。

今、仕事に就いている人は、その仕事が一生ものだと思っていますか。
国境がボーダーレスになったら、安い人件費に企業は変えたいと思うはずですし、その方が、会社として儲かります。その時、あなたの給料は果たして適正と言えるのであろうか。そして、海外から来るであろうライバルに、打ち勝つ事はできますか。日本人であるメリッ トを最大限活かし、長く続けられる仕事はなんでしょう。二ヶ国語喋れればいいってことじゃありません。

あなたが、日本人であり、日本人の価値観にあったも のを日本人へ提供していく仕事こそが、長続きの秘訣になります。


 私は昔、米国系金融SEとして働いていたことがありまして、その後、インド系金融SEとして働いた事もありました。米国系では、私は、既 存のSEとしての売り方だけではなく、実は、英語を喋り、尚且つ、日本人の価値観を外資系に提供し続けていきました。無論ですが、ニーズがありました。し かし、相手は、やはり欧米なので、そうなったら、どんどんこれもやってもらおうと思うずうずうしさが出てきました。


自分の中では、貸しと借りを上手なバランスに乗せて提供し続けました。


インド系に移った時は、あまりに価値観が合わないので、あっという間に辞めてしまい、職歴に残るようなものではありませんでした。そもそも、かなり 強引に言ったもの勝ち。インド、中国は、超個人主義なので、がめつくせっつく位アピールしないと意味がないです。故に、私は、会社の内部では、超個人主 義、会社の外部では、日本人的なチームワークや、ネットワークを大事にしてきました。

多少無理な事を言われても、日本人の場合は、「自分が無理を言っている」という自覚があります。

だから、その無理を通した時には、こっちの無理も聞 いてよねってことで対応できました。問題は、インド人などの場合には、「自分が無理を言っている」という概念が初めからないので、「言って通ればリーチ一 発」って一か八かなところがあります。だからこそ、彼らに対応する時は、無理を言っているなと思ったら、すかさず、その「無理の代償」を求めたわけです。


私の給料がうなぎのぼりに上がっていくので、ヒステリーを起こした外国人上司もいましたが、私としては、それだけ無茶な事を言うのなら、対価はきちんと得られないと意味がないです。実際、その人が「こうだったらいいのにな」ってことを、どんどん技術的に叶えていくわけです。自身の勉強は、休む暇なく ドンドンインプットしていかなくては、落ちてしまいます。報酬が適度にあるのは、当たり前のことです。

しかし、その考えは、欧米では通用するのですが、インド系の経営者の下では通じませんでした。理由は、彼らは、既存の取引相手がいる派遣の金融 SE所属会社をライバルにして、そのおこぼれから、牙城を崩してくことをビジネスとしています。だから、極端に言えば、今まで参入している会社は、言い値 でSEを派遣できるのですが、残念ながら、後から参入するとなると、「価格が恐ろしく安く、一定以上の成果がだせないと派遣できない」事情があるのです。


今では、茅場町あたりなどの外資系産業に食い込もうとして、インド系が頑張っているようですが、日本人のチームワークと、インド人のチームワークで は、違いがありすぎます。米国系は、そもそも外人部隊として、日本人、米国人なりがチームを組んでも、ある程度出来るんですね。ところが、インド系になる と、これがチームにならなかったんですよ。誰かが必死になってやろうとすれば、そいつに任せて、自分はタバコを吸ってくるとか、コンビニに行くとか言いだ す技術者が多くてね。


こりゃ、必死になるだけ、無駄。どうせチームで送られているのなら、自分が頑張らなくても人が何とかして、その時間の自分の給料は楽勝で安泰である。そう考える人が、超個人主義の中国人、インド人に多いんですね。

私がインド系であっという間に潰れた理由がこれですかね。適当に頑張ろうとしないで置いておくと、結局できないんですよ。当然、派遣先 には、日本人がいます。その日本人に、「日本人的価値観」の提供を求められます。自分が手を抜こうとすると、途端「私だけ」のクレームが会社に入ります。 結局、日本人であることがデメリットになったわけです。


インド系は、出来ないことに対して、割と誰も罪悪感を持たない。インド系経営者は、腹が立ってキリキリするんですが、これがね、単品派遣になると、凄まじ い意欲でやる気になるんですよ。頑張った成果=報奨金にダイレクトに結びつくからですね。集団であれば、頑張った=集団に対する報奨金になるので、やる気 が出ないのですね。モチベーションが高まらない。案外、現金なものです。

誰もが できる仕事であれば、安い人件費で済む人に取って代わられる。外資系だと、その点がきついですね。自分が常に卓越していなければ、生き残っていかれないわ けですから。バトルを繰り広げて、勝った人は報酬が青天井。負けた人は、生活保護同然状態。

 それを、これからやろうというわけですから、格差格差と申しますが、これから先の格差は、ハンパないですよ。世界を相手に青天井を目指してバトルす るか、それとも、どうしても日本人でなくてはならない仕事に就くか。そして、敗者となって、生活さえもままならない状態まで落ちるか。特に、フリーターには厳しい状況が待っていますね。


割と簡単な本でしたが、ちょっと私の今までの経歴からの考えをつけてみました。ご参考までに。




(これからの仕事として、夏活躍する期待の星です)
BIG WING(ビッグウイング) しろくまのきもち あったかネック グレー AN-BD002
ビッグウイング
(こっちは、冬に活躍する期待の星です。どちらも、人の首に巻かれるだけの簡単なお仕事です笑)



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会社四季報業界地図 10年後浮かぶ業界、沈む業界 [雑誌]
東洋経済 臨時増刊編集部
東洋経済新報社
2014-01-29(右脳と左脳とでは、文章の中身が違います)

こんにちは。


前回は、現在就いている仕事の社員として10年後も残れそうですかという話をしました。今度は、これから就職を探す人に対して、書いてみたいと思います。


日本人ならではのメリットを享受できる仕事が一番残りやすいと思われます。

ものづくりに関しては、日本は以前、凄く強い信頼を得る家電製品を作ることで、名をはせた過去がありました。これは、超個人主義のインドや中国とは全く違う 動きを見せる日本人のチームワークであるからこそ、生み出せるものです。頑固な職人の作る「匠」の技は、確かに給料にしたら少ないかもしれませんが、その背中は、日本が誇る大切な産業です。


日本語という微妙なニュアンスを行間にちりばめた言語を扱って生き延びていかれる職種としては、どんなものが思い浮かびますか?接客をメインとした職業になりますね。弁護士、会計士、社労士、弁理士、営業、販売業なんかもその内にはいるでしょう。


接客業は、誰もができるような仕事に関しては、人件費の低い人にドンド ン取られてしまうでしょう。だけれど、日本ならではのおもてなし(ホスピタリティスト)を心得た人などは、その感性を活かし、それを日本人が好むわけですから、生き残っていける職業であったりします。
今、医療の分野にて、看護師や、介護の人を外国人の労働力で補おうかと考えている部分があるそうです。辛い仕事を日本人は避けたがります。同様に、アメリカでは、割と東南アジア系の方々が看護師だったり、介護している仕事についていたりします。

でも、販売に関してはどうでしょうか。外国人は、言語を活かして就く仕事もありますが、基本的な販売で今後の息が長く就ける仕事は日本人の得意分野ではないでしょうか。
販売営業に関して考えるなら、私も最近、ちょっと痛恨したことがありましたので、ここに書いておこうと思います。


うち、過日、車を買い替えました。我が家として新規の車の要望は、ある程度の車であり、事故暦がなく、それに若干何かプレミアがついて、ある値段で あれば、OKだという決め手がありました。

車の在庫を持っているところは、大体、決まっています。同じグループ系列でまとめて持っていたり、事故車だけ集めている場所もあります。わたし達は、事前に電話をして、ある特定のプレミアのついている在庫なんだけれど、その年式、装備などでちょっとなあと思うところがあった件がありました。でもその営業さんの熱意に動かされて足を運ぶことに決めました。

営業さんは、早速在庫である車を、在庫が置いてある場所から、自分の営業所に運びこんでもらい、そこの売りは、「自分の営業所の中で、運転を試す ことが出来る」ということでした。実際に私たちは、運転を試して見て、そして若干ついているプレミアに満足し、そして、気になる年式について、ザックリと 聞きました。説明に納得が行ったので、自分の今までの車を買い取ってもらい、そして、契約成立となりました。

ところが、この方は売りっぱなしじゃないんですよ。

一ヶ月経ったから点検をするよとか、半年だから点検をするよ。それどころか、来て下さればいつでも点検しますよと。

契約の時にも、わたしは、整備士の免許を持っている理由があって、ある程度自動車に対するオプションに詳しいので、徹底的に省いたコストもありました。ですが、彼らはそれをそのまま受け入れて、いつでも点検をしますよ、着てくだされば、洗車もします、何か不便な点があったら言ってください、とこう言ってくるんですね。主人がね、なんだか、申し訳ないなぁって言うんですよ。私はその時言いましたね。

「これでね、あなたが、この販売員さんを気に入って、この人でなくちゃって信頼感が生まれて、次も購入の際にこの人に頼もうって思ってもらえたら、 この人はそれだけで、リピーターを抱える売れっ子販売員に成長していくんだよ。フットワークも軽くなきゃいけないし、あれこれ、気を使う部分が多いけれ ど、だけれど、彼はそうして、販売員として伸びていくんだよ。」
 

アフターケア万全ですって言いながら、アフターケアが万全じゃないところなど幾らでもある。それを、本当にアフターケアを万全にすることは・・・・・・

・・・・・・・次の車の時には、また頼もうと思ってもらえる人になるんですよね。

そういう面で、住宅を買う時の不動産会社とか、住宅建築をしてくれる企業とか、アフターケアに満足すれば、その人がまた来てくれるし、他の方をご紹介だってしてくれる。

そういう事を考えたら、やっぱり、これは日本人ではないと出来ませんね。無責任に売られるような、売った後のこと も考えないような超個人主義の国の人たちは、そもそも、アフターケアの時には、既に転職しているかもしれないでしょう。だから、ニーズ的には長いこと日本人であるメリットがあるんですよ。


銀行について言えば、君だから頼もうと言わせる様な行員は必ず大きくなります。しかしですね、証券では、君だから頼もうより、成果を出すデリバティブが信用となります。投資していただけたら、確実にリターンが返せる人。これに関してだったら、正直、日本人である必要は ないですね。こういう人がいたら、誰もが、資産運用をして欲しくなるでしょう。アメリカ人であろうが、インド人であろうが、入ってくるリターンが 確実に約束されるような、抜群のテクニックを誇っていれば、日本人であるメリットはないんですよ。
 

日本人であることにメリットがあり、長く勤めることが必要な職場で、成果が上がってさえいれば、職は失わずに済みます。問題は、成果を上げないで、給料を 貰ってきた人たちが日本人の中には多数いることですが、その人たちが、これから新卒として入ってくる安い人件費の人間達より「柔軟さ」や「効率」がなければ、 新卒たちに負けてしまいます。新卒も結構あくが強いですが、それにも負けず、「使いづらい人間」と周りに思われているとリストラの対象となります。

新卒は、働くことというのがどういうことか分からず、つい、研究室やゼミの乗りで始めてしまうこともあるんですが、金融や経済は、 そういう雰囲気に特に厳しいところですからね。スーツが多少お洒落であっただけで、取引先の信用を失うこともあるんです。それなりに、業界には、それぞれのプ ロトコルがあります。

 

厳しい氷河期を乗り越えて景気が少し良くなってきました。しかし、きつい仕事は、幾ら時給を上げても人は厚真いません。楽なところで、頑張ってやっていくには、一も二もなく、人と比べて少しでも自分に足りない部分を補っていかなくてはなりません。今の給料が高いことで選ぶのではなく、これから10年、食べていける生活を維持できるのか、そして、住宅ローンを組んでも、無事に返せる当てがある仕事の就き方になれるのかどうかが、明暗の分かれ道です。


 朋 


誰でもアッという間に不思議なくらい商品が売れる販売員の法則
橋本 和恵
大和書房
2013-05-19(ちなみに、わたしは若い頃販売員のアルバイトをしていました。時給が安いのですが、インセンティブ狙いでお給料は高かったです。)

 
SHARP プラズマクラスター搭載車載用イオン発生機 ブラック系 IG-EC15-B
シャープ(わたし、これが欲しいと家族にずっと言っている気がする。およそ4年間)


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10年後に食える仕事、食えない仕事
渡邉 正裕
東洋経済新報社
2012-02-03(既に書評としては古いので、左脳では別途新しい記事として書き直しています)

こんにちは。


本の執筆者さんが当ブログをご覧になり幾つかツイートしてくださったので、ツイートを見てしまうとネタばれになるのですが、占い師、霊能者 は、今後生き残っていくかどうかというところに迫りたいと思います。


占い師や霊能者というのは、どちらも根本的に、「心理カウンセラー」的な面を求められます。きちんと学問として学び取っていないひとは、対応とし て未熟な面が出てくるかと思います。ですが、反対に、電話占いなどの業務は、ホステスさんの「昼間の稼ぎ」だったり、外見が通用しなくなった方々の稼ぎ場 であったりするところもあります。彼女らは話術巧みで、人をおだてて、上手にあしらいます。


わたしも若い頃好きでしたね。電話占い。仕事してて夜遅くまで残業して、電話占いしている暇がないと思うのですが、心の中は不満で一杯でした。現在の職について聞きたいことは沢山あり、できれば、いつあの目障りな人が辞めてくれるかなど聞くのも好きでした。

一回でも、読みが当たれば、そこへ傾倒していき、よく考えると、一回か二回、当たるのは友人同士でも当たるので、そこまで翻弄される理由はなかったのですが、「上司とうまく行かない」とか「上司が恐らく飛ばされる」等で当たろうもんなら、凄かったです。

よくよく考えれば、自分で占ったほうが、金も命中度も高かったのですけれど。


その話術の巧みさに、思わず、お金をドンドンつぎ込んでしまう人がいます。相手にまた来たいと思うテクニックとしては、日本語の ニュアンスとして、「あいまい」なニュアンスを含み、相手に誤解を設けさせる話し方をすると必ず、次回の相談へと続きます。まして、夜のお姉さんの彼女達には実践の場で培ってきた海千山千の話術のノウハウがあります。

話術の巧みさという技術は、簡単に日本語を習っただけの外国人や、普通の日本人には身につきません。

故に、こういう仕事は、ジャパンプレミアムとして日本人でなくてはならない仕事となるのです。


営業も、販売業も、弁護士、社労士、会計士、医者も、最近は、話術だけではなく、クレームにならない話し方を心がけるようになりました。時々企業に電話すると、「この電話は録音されています」という音声が聞こえることもあります。特に、クレーマーとなる人の存在が大きくなってきたので、これらをうまく収める人がいないと、時として稚拙な商売っ気は、炎上商法へと導かれます。


最近の占い師や霊能者候補達は通信で「心理学を学んでくる人たちが圧倒的に多い」です。

つまり、霊能者に師事するより、ノウハウとして確固で磐石なソースとして、心理学のほうが勝っているということとなります。ただ、問題がありまして、単なるカウンセラーになるのであれば、認定心理士だけでも十分なのです。

でも、元々心理学は、実は、全て横の繋がりでできています。心理学を学んで、学んだ時の友人達の情報や、恩師に対して、色々な情報ラインを構築しなければ、一生懸命に臨床心理士になったところで仕事はありません。臨床心理だけではなく、心理学に係る色々なことも、やはり横のつながりが非常に大事になります。この繋がりを得られやすいのは、日本人ならではです。価値観が一緒だったりしますしね。

昨今は医療従事者も心理学を学びます。つまり、既に医療系の職を持った人が、心理学を学ぶというケースが増えてきています。


個人が開業するには、きちんとした成果が出せなくては、誰の口コミにも乗りません。成果はおいおい出していくとして・・・ となると、既存の夜の仕事で、「話術、人あしらいのよさ」を実体験として実践してきたホステスさんたちに、普通の主婦が手軽なバイト感覚で立ち向かおう としても、敵わないわけです。超成果主義です。この人ならという信頼感が得られなければ顧客はつきません。

日本人でなければならない仕事で、日本人独特の空気が読める存在としての仕事ですから、ある程度の顧客を持った場合には、報酬は確かに青天井にな ると思われます。仕事として長いことやっていけると思います。

ですが、情けないコトに、ほとんどの占い師は、現状の知識だけで十分だと思っている面があり ます。新しい時事問題を、社会的な視野でどう考えるか、人道的にどう考えるか、表現が拙いひとは、拙いなりの思考能力しか働きません。


そうなのよねぇ、仕方ないのよねぇ。そういう相槌だけで、長いこと、職にありつける人は殆どいません。


ブラッシュアップのためと称して色々な占い師を尋ねて歩き、色々なノウハウを盗み見て展開する人もいますが、理解が納得に結びつかなければ、下手な盗みは休むに似たりです。自身で、自身なりに、伸びていく策をあれこれ高じなければならないです。

ティーンエイジャー向けの星占いは、ティーンを越えたころ、その占いの稚拙さに飽きてしまい、卒業してしまいます。ですが、また新たな、ティーンエイジャーがお客としてくるわけですから、これはある意味で、客層を増やそうと思わなければ、それなりに長く続く職になります。

年代向けにはありとあらゆるものが出てもいいでしょう。お受験を煽る占い師、大学受験を煽る占い師、または、更年期を相手にしてくれる占い師。どんなもんが出るのかは、ちょっと怖いですけれどね。


カリスマ占い師、カリスマ宗教家には、昨今求められているのは、言うだけ説法に基づく「体型」「雰囲気」「ただモノじゃない感」です。あとは、容姿が端麗ではないこと。

容姿があまりに端麗すぎると、人はやはりこの人には追いつけないのだという絶対的なコンプレックスを感じます。勿論ですが、こういう人が講演だけやっている、本だけ書いているのであれば、勿論儲かります。

ですが、適度に容姿が残念であると、 人はそれをフレンドリーに受け取ります。今まで、カルト宗教家の容姿について、不自然に思われる人もいたと思いますが、ある程度残念である容姿の方が、顧客の中に「不謹慎な」油断が出来て、伸びはよくなります。

反対に、アロマやエステサロンに関しては、容姿が端麗であればある程、通えば、その人のような美に追いつけるのだなと思われることがありますから、容姿端麗であることが好ましいです。

アロマなどが流行で、一級検定を受ける人が多くなりました。受かった方々には、清潔感のない人も若干いましたが、殆どの方々は、容姿端麗で、整形でもしたのかしらと思うような美しさがありました。

美容師さんも、日本人であればある程強みがあります。理由は、業界の知識が増えるからです。

 

以上、ジャパンプレミアムの職だけれど、それでも業界に居残ることははるかに難しいという話を致しました。

 


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誰も教えてくれない「占い師」の始め方・儲け方
李 水明
ぱる出版
2004-04(さぁ、弟子入りしても儲けやすい占い師のなり方なんて、師匠は教えませんからね)。


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陰謀史観 (新潮新書)
秦 郁彦
新潮社
2012-04-17


こんにちは。

個人的には、好きです、陰謀論。若い頃は、いいか悪いかの二元化でしかものを考えなかったために、こういう論議に関しては、否定的で、だからこそ、 世の中を見て歩こうと思って、出歩きましたね。悪いって決め付けて、いいって思う人の考えを、徹底的に破壊しないと気がすまなかったのですが、陰謀論。オ ウム真理教などの事があって、あんまり狭い世界に住みすぎている人は、大きく物が見られなくなるんだろうなって思うことと、陰謀論を展開するひとの利益を 考えたんですね。

この本では、特に、明治から戦前まで扱っているんですが、よく言えば、歴史のいい話だと思っていた本が、実は、嘘話だったと。今でもそれが続いて、

「もはや長期間にわたる修行などといった悠長なことをしている場合ではない。社会からの洗脳を解き、迅速に真理に開眼させ、フリーメイソンの支配に 抵抗し、さらにはハルマゲドンを戦い抜くことのできる<戦士>を育て上げることがなによりの目標」(大田 俊寛 オウム真理教の精神史 春秋社)

こういうことをいう教団があったとしたら、お気をつけなさいっていうわけですね。

そして、広く浅く学識が深いものが、とりとめもなく話をして、最後に、実は・・・ってきたら気をつけなさいってあるわけでわ。

つまり、陰謀論には、攻めと受け・・・・いえ、攻めと守りがあるらしくて、こういうことに気をつけなさいって言われても言われても、昔から人はそれに踊っているわけですよ。まぁ、完全に白いひとなんていないですからね。以外に、意外なところで、見つかるんじゃないですか。

よくブログには、1414で、いよいよのときとか、煽り系の人っていますよね。アセンションビジネスで、終末思想を展開するひと。時々、歴史を誤解して、うまい話にして話を広げすぎて、白だったのが黒くなるひともいますね。

これ、ミクロ的な部分では確かに、すぐ、ハイハイそうですか、どーもご苦労さんで、措置入院になるんですけれどね。マクロ的なところは、言って見 て、たまたま当たったとか、たまたま、そのとおりになったとか、証明しようもないことをいい続けると、結構当たったら、みんな信じちゃうんですよ。これが 怖いところでね。震災のときも、言い当てたって、そういう特集が幾つも組まれて、踊った人たち一杯いたでしょう。あれも、見てて、面白かったですけれど ね。

当たったって言って、こんな風に次に出ちゃうんだとか、当たったって、こんな風に担がれてこんな風に捨てられるんだとか、結局、最後のところは、民 衆に警告を与える人というところから、警鐘だって?この人がか?って思われて、ハイハイ、病院に行きましょうって事になるとか、それか、すげー、この人最 強とか、この人のいうこと信じていけばいいとか、ドラえもんのポケットから出してもらう、「ハイ、教祖」とか(笑)。

これ、どんな罰よって思いますけれどね。けれど、人々に警鐘を与えるって、それがどれだけ事態が深刻で、どれだけの事になるか、どういう騒ぎになる かまで考えないといかんですわ。陰謀関係もね、陰謀に携わっている人、ほとんどが、元何かの仕掛け人だったりするんですよ。つまり、その人たちの次の話の ネタなんですよね。どうせ、新しいことやるんでしょって言われて、うんって答える人程、新しいことのネタは、人をどこで脅かすかって事ですわ。

結局、戦争に関しては、ドンドン、煽っていけば煽っていくほどオカルトになるところが、昔はあったのね。

真珠湾なんて本当に成功するなんて思ったひとはいなかったし、ついでに言えば、本当に原爆が落とされるなんて、思ってもいなかった。アメリカの中で も狭い社会に住んでいる人は、やっぱり、マスコミやメディアをそのまま信用しますしね。マスコミやメディアに出たから、偉い先生なんだって思いますしね。 それは日本も同じじゃないですか。どこのどういう所属の人がどういう風に書いているかって事だけで、物事を判断し易いですよね。

そういう意味では、元自衛隊の田母神さんも、面白かったわけで、その所属をうまいこと利用して、うまくやったわけですが、航空自衛隊にすぐさま更迭してしまわねばならないほど、「真実を述べた」わけではなく、「間違った認識をもたれると困る」事があったわけですよ。まぁ、アパグループの懸賞で出たんで、アパ自体も怪しかったわけですが(笑)。(リンクは、WIKIですが、相当にこのWIKIは、ウキウキになれますよ(苦笑))。

 

そもそも、真実ではなかったら何か懲罰を受けるって事があっても、きっこさんは相変わらずだし、私はブログ閉鎖してくださいと言われたこともない し、ブロガーはブロガーでそれぞれですわ。こしみずさんは、コシミズさんでいいと思うの。だって、娯楽がなくなっちゃうもの。多少、何か陰謀でも言っても らって演出してもらわなきゃ、私たち、テレビのネタにも困ってしまう。それが、私たちの財産を脅かすとか、生命を脅かすとか、飢餓に導くって言うのなら、 流石に、そういう団体には、自粛してもらわなくちゃいけないけれど、あなたの信じている霊能者、あなたの信じている宗教、全く正しいところなんて、ないん じゃないかしら。

人はどこでも間違いは犯す。んま、そう言って、陰謀に失敗した人は、他人のせいにするんだけれどね。

 

とても面白かった本でした。また陰謀を暴くときは、是非、読ませてください。そして、1414で煽られている人は、難しい本ですがご一読ください。最後の方の近代史の方が一番分かりやすいと思います。

 

・・・・・・・あの・・・・・私が陰謀論を説く事はないと思いますぅ。私みたいなものが、実はとか言い出したら信憑性があるんだと思うんですが、次 のネタには困ってませんし、これで失墜したオカルト業者を幾らでも知っているので、嫌ですぅ。竹内文書とか、日月神示とか信じたい人がいたら、その背景を 知る為に読むのはいいんじゃないですかね。

 

 





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